ステンドグラスのある日日(ヒビ)

ステンドグラスのある日日はステキだ!ステンドグラスがもっと身近になることを祈りつつ、ステンドグラスやガラスの未来を明るく楽しく考えるブログ。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「お正月にオススメのステンドグラス」の件

クリスマスが過ぎるとあっという間にお正月。 世間のここ一週間のドタバタ感は毎年すごいですね。 街中も昨日まであんなに華やかだったクリスマスの飾りが一気にお正月に変わっています。 洋風の神聖さから、日本古来の厳かな雰囲気に変わるような。 あまり…

「あの人がステンドグラスになると、、、」の件

ステンドグラスのモチーフはいろいろ。 その誕生の歴史から当初はキリスト教関連のものが多かったのですが、聖書から離れ、宗教色も薄れ、純粋な芸術として昇華していく過程において、人や動植物などの自然のものから人工物や幾何学模様、さらには日常風景や…

「ガラスってどんなニオイ?」の件

いきなり結論ですが、ガラスは無臭です。 以上です。 ありがとうございました。 もう少し説明をします。 確かにガラス自体は無臭です。 そうはいっても日常的に使用するグラスなどは、使っていくうちにニオイが付いてしまうことがあります。 なぜ? これはガ…

「ケイムに光を!」の件

ステンドグラスを構成する大きな要素として、「ガラス」と「ケイム」の二つがあります。 ステンドグラスにおいてガラスが話題になることは当然ありますが、その一方でケイムがメインで語られることはまずありません。 なぜ? 確かに実際の作品においてガラス…

「ステンドグラスを定義し直そう」の件

多くの方が持つステンドグラスのイメージは、「派手めの色のついたガラスのパーツを組み合わせて人物や花、幾何学的なデザインなどをしたもの」、「古い教会の窓に使われていたもの」、「黒い太めのフチで境界線を表現している」、「お金持ちのお屋敷にあり…

「ガラスに閉じ込められた世界」の件

ガラスの使い道はさまざまです。 実用的な使い方ももちろん良いですが、その透明性からアートとしても良く使われる素材です。 ガラスで形作られた作品もステキですが、ガラスの中に作り出された世界がステキなアートになっている作品があります。 今回はそん…

「ステンドグラスと相性が良いデザインを探すシリーズ 〜国旗〜」の件

ステンドグラスの特徴の一つにケイムという線があります。 デザインの境界線やガラスとガラスの間を鉛や真鍮、ハンダなどの線で表現するものです。 このケイムの使い方でステンドグラスは上品にも野暮ったくもなってしまいます。 止むを得ずガラスのカットが…

「ステンドグラスと相性が良いデザインを探すシリーズ 〜地図〜」の件

ステンドグラスの特徴の一つにケイムという線があります。 デザインの境界線やガラスとガラスの間を鉛や真鍮、ハンダなどの線で表現するものです。 このケイムの使い方でステンドグラスは上品にも野暮ったくもなってしまいます。 止むを得ずガラスのカットが…

「ハロウィンにオススメのステンドグラス」の件

10月31日はハロウィン。 いつの間にか日本にも本来の意味はともかくとして、「コスプレしてお出かけする日」という感じで広まりました。 その規模はクリスマスに次いでバレンタインなどとも並ぶほどの、大きなビジネスチャンスになっているようです。 そんな…

「日本伝統×ステンドグラス 〜組子細工編〜」の件

日本の伝統的・文化的なデザインとステンドグラスを掛け合わせたらどうなるのかを検証していくシリーズ。 今回は「組子細工」です。 組子細工とは、釘や金具を一切使わず、小さな木片を木枠の中に組み付けていく日本の伝統工芸技術の一つです。 緻密さや正確…

「ステンドグラスのおうち」の件

今回は「ステンドグラスのおうち」のご紹介です。 「ステンドグラスのおうち」というと、北欧あたりの壁一面がステンドグラスで覆われたカラフルな家だったり、そんな家をミニチュア化した小物や雑貨などを想像するかと思います。 確かにこんな家、というか…

「ガラスと相性の良い素材とは?」の件

当たり前のことですがステンドグラスはさまざまな種類のガラスを使用します。 ガラス同士が素材として相性が良いのは当然ですが、ではガラスと他の素材との相性はどうでしょうか? 一度ステンドグラス を離れて、ガラスと他の素材がうまく融合している作品が…

「手始めにウインドウフィルムがオススメ」の件

皆さんはウインドウフィルムを使っていますか? このブログを読んでいただいてる方々は「フィルムを使うぐらいなら本物のステンドグラスを使うわ」という方が多いかもしれません。 でもなかなかステンドグラスまで踏み切れない方や、ちょっとだけ試しにステ…

「ステンドグラスのようでステンドグラスじゃない」の件

このブログはステンドグラスに関連したものを紹介しています。 通常ステンドグラス はガラスを使うことを前提としていますが、ガラスを使わなくても「ステンドグラスっぽいもの」を作ることができます。 今回はそんな「ステンドグラスのようでステンドグラス…

「魚石」の件

みなさんは「魚石」をご存知ですか? 安土の懐石をいただける滋賀の「魚石」さんでも、新潟の完全予約制の割烹「魚石」さんでもありません。 「魚石」とは、いわゆる民話や昔話、伝承といった類いの「お話し」です。 なのでこれが唯一の正しいお話しというも…

「ステンドグラスの語源はそもそも、、、」の件

ステンドグラスは英語にするとstained glassとなります。 「glass」は分かりますが、「stained」はどういう意味なんでしょうか。 「stained」は受動態なので普通の動詞に戻すと「stain」です。 「stain」は「シミや汚れ、汚損、染料、染色、染色剤、(名声や…

「日本伝統 × ステンドグラス 〜花札編〜」の件

日本の伝統的・文化的なデザインとステンドグラスを掛け合わせたらどうなるのかを検証していくシリーズ。 今回は「花札」です。 花札のデザインの特徴といえば、 ・輪郭が黒線で描かれている ・シンプルに簡素化されたデザイン ・そのデザインはデフォルメさ…

「ステンドグラスを作る工程はビジネスの進め方にも通じる!」の件

みなさんはステンドグラスを作るとき、どのように作り始めますか? 闇雲にいきなりガラスをカットし始める人はいないですよね。 まずはどんな図柄にするのか設計図をキッチリ書いて、どこにどんなガラスを使うか、ケイムを使うのかコッパーフォイルを使うの…

「ステンドグラスに和名をつけるとしたら」の件

日本にステンドグラスが入ってきて約150年以上。 当時からカタカナのステンドグラス(ステインドグラスの表記もあり)の名前が使われていました。 もちろん今でもそのままで通用する言葉ですが、あえて和名を考えてみます。 考え方として強引に読ませるよう…

「ステンドグラスの統計資料がほとんどない」の件

こうしてステンドグラスについてのブログを書いていると、何かとステンドグラスについて調べることが多くなります。 しかし検索しても、きちんとまとまった形でのステンドグラスの統計資料となるとまったくと言っていいほどないのです。 ガラスに関する資料…

「ステンドグラスの使い道 応用編 part1」の件

みなさんはステンドグラスをどのように使っていますか? 窓やライトカバー、オシャレな置き物としてだけ使っていませんか? 実はステンドグラスは他にもたくさんの使い道があるのです。 今回は「ステンドグラスの使い道 応用編 part1」をご紹介いたします。 …

「風鈴の音色は美しい」の件

以前の「夏の風鈴はなぜ涼しく感じる?」では風鈴の音色について書かせていただきました。www.stained-by-me.com そこで今回はガラス製の風鈴のいろんな魅力について取り上げて見たいと思います。 やはりガラス製の風鈴といえば江戸風鈴がその代表格です。 …

「ステンドグラスをカバーする」の件

「ステンドグラスをカバーする」というのは、何も補強や保護のためにガラスを二枚重ねにしたりすることではありません。 今回のこの「カバー」というのは、音楽でいう「楽曲をカバーする」という時の「カバー」のことです。 音楽の世界ではカバーは珍しくな…

「ステンドグラスに作者のサインってある?」の件

絵画や版画、彫刻など、美術作品には作者のサインが入っていることが多いですね。 でもステンドグラスには作者のサインの入った作品は、あまり見かけません。 ステンドグラスに使用するガラス自体にメーカー名のサインが入っているものならあります。 オセア…

「ステンドグラスと相性が良いデザインを探すシリーズ 〜肉〜」の件

ステンドグラスの特徴の一つにケイムという線があります。 デザインの境界線やガラスとガラスの間を鉛や真鍮、ハンダなどの線で表現するものです。 このケイムの使い方でステンドグラスは上品にも野暮ったくもなってしまいます。 止むを得ずガラスのカットが…

「ステンドグラスと相性が良いデザインを探すシリーズ 〜地図〜」の件

ステンドグラスの特徴の一つにケイムという線があります。 デザインの境界線やガラスとガラスの間を鉛や真鍮、ハンダなどの線で表現するものです。 このケイムの使い方でステンドグラスは上品にも野暮ったくもなってしまいます。 止むを得ずガラスのカットが…

「日本のステンドグラスの歴史を大切に残したい!」の件

ステンドグラスのさらなる普及を考えるなら、ステンドグラスが単なるキレイなインテリアというだけでなく、文化的にも価値のあるものと認められる必要があると思います。 今でも芸術的な価値は認められてはいますが、もっと広く深くその価値を認められて欲し…

「このブログのタイトルについて」の件

今回はこのブログ「ステンドグラスのある日日(ヒビ)」というタイトルについてです。 何だか意味のあるような無いような、中途半端な名前についてご説明いたします。 そもそもこのブログは「ステンドグラスをもっと日常に普及させたい、ステンドグラスで世…

「ステンドグラスを自分で作るのは大変⁉︎それでも、、、」の件

極々一般的な人の場合、ステンドグラスに対してこんな流れになると思います。 ステンドグラスを見る ↓ そのキレイさに感動する ↓ もっと見たくなる ↓ もっと見る ↓ 自分で作ってみたくなる ↓ ネットで調べる ↓ どうやら手軽にはできなさそうと分かる ↓ 自作…

「ステンドグラスといえば、あの作品!」の件

みなさんはステンドグラスといえば、どの作品を思い出しますか? 私の場合は、なんとなく、なぁんとなく、海外の教会にあるような宗教的ステンドグラスならボンヤリ思いつきますが、具体的にこの作品というのはまったく思いつきません(涙)。 そうなんです…