ステンドグラスのある日日(ヒビ)

ステンドグラスのある日日はステキだ!ステンドグラスがもっと身近になることを祈りつつ、ステンドグラスやガラスの未来を明るく楽しく考えるブログ。

「ビードロを克服できない」の件

ステンドグラス ビードロ

皆さんはビードロをご存じですか?最近は実物を見る機会は少ないかもしれませんね。
ビードロとはガラス製の球体に細い筒から空気を吹き入れて、平らで薄い底の部分をペコペコと鳴らして遊ぶおもちゃとでも言いましょうか。

実物を見たことがなくても、喜多川歌麿の「ビードロを吹く女」という浮世絵をご覧になったことがある方も多いと思います。
ゲーム内でもポケモンでは「あおいビードロ」として、そしてドラクエウォークでは長崎のお土産「ビードロ」(スライム柄がかわいい!)として、ちょっとしたワンポイントアイテムで出てくることがあります。

喜多川歌麿 ビードロを吹く女

そんなビードロを、私は小学生になるちょっと前ぐらいにもらった記憶があります。
もらった人から遊び方を聞いてやってみようとしましたが、当時の私は空気を吹き入れてガラスを膨らませるということが想像できませんでした。だってガラスって硬くて割れたら危ないものだと思っていたから、、、(今でもそれはそうなんですけど)。
こうやるんだよとお手本を見せてもらっても、今度はあのペコペコという音が今にも割れそうに聞こえて怖くて仕方ありませんでした。

「空気を吹き入れたらガラスの薄い部分が吹き飛んでしまうんじゃないか?」と、とてもおっかなびっくりで、結局まともにポコペンさせることができませんでした。
なので子供ながらに「つまらなくて怖いだけのおもちゃだなぁ」と思った記憶しかありません。
今もしやる機会があったとしても、やっぱり「割れちゃうんじゃないか⁉︎割れてガラスが飛び散って危ないんじゃないか⁉︎」という恐怖心が勝ってしまい、ポコペンできない自信があります!

ビードロ

ちなみにビードロは色々と名称があるようで、私は「ぽっぴん」って言ってました(ウィキペディアでは「ビードロ」よりも「ぽぴん」で詳しく出ていました。)
そしてビードロはただのおもちゃというだけでなく、古くは魔除けや厄払いとしても使われていたようです。
ポルトガル語で「ガラス」を意味するこのビードロ。
次に出会ったら魔除け・厄払いのためだと思ってチャレンジしてみようと思います、、、。