ステンドグラスのある日日(ヒビ)

ステンドグラスを中心に日日を彩るガラス製品を紹介。ステンドグラスがもっと身近になることを祈りつつ、ステンドグラスの未来を明るく考えるブログ。

「夏の風鈴はなぜ涼しく感じる?」の件

風鈴

1 なぜ風鈴の音色聞くと涼しさを感じるの?

夏場のガラス製品といえば風鈴ですね。風鈴はその涼しげな音色で夏の暑さを和らげてくれます。ではなぜこの音色は涼しく感じるのでしょうか? 風鈴の音といえば「チリンチリン」や「キランキラン」、「リーンリーン」など、表現方法はいろいろあれど、共通しているイメージは「澄んだ透明感のある音」と「音程の高さ」、そして「音の余韻」でしょう。これらのイメージと、風鈴が「風に吹かれて鳴る」という事実が組み合わさって「涼しさ」を連想させるのでしょう。

2 材質も関係あり?

風鈴は素材由来の冷たさを感じるとも言えるでしょう。風鈴はガラス以外にも陶器、金属、鉄などでできています。ガラス製は音の余韻が短く、金属類は音の余韻が長い傾向にあります。たしかにトライアングルを単体で聞くと、その金属音が冷たく感じられますね。

3 では冬の音は?

冬に聞く除夜の鐘はゴーンと低い音ですね。お寺の鐘のような重く響いてくる音は夏場に聞いても厳かさはあるかもしれませんが涼しさは感じません。そして真冬に高音の風鈴の音を聞くと、どこか寒々しい印象を受けます。目をつぶって聞いていると、雪景色の中、軒先で忘れられた風鈴が寒さで凍ってしまい、ポキッと折れてしまいそうな印象さえ持ちます。

風鈴2

4 外国ではどう?

英語では「wind bell」、「wind chime」などと表記されるようです。しかし外国では特に季節を夏に限ったものではなく、単純にインテリアの一部、もしくは人を呼ぶため、またはその存在を知らせるためという実用目的を持って設置するものと考えられているようです。逆に日本では目に見えないものを感じるために設置するという感覚ですね。これは単純に文化の違いと言えるでしょう。

5 つまり

というとこで、なぜ風鈴の音色を聞くと涼しさを感じるのかというのは、「古くからの日本の文化的に養われた感覚のため」ということでしょう。日本人にとっては「高くて短い音」は夏に、「低くて長い音」は冬に向いてる音なんですね。 もしかしたら音色の周波数も関係しているのかもしれません。日本人にとって心地よく聞こえる周数があったりするかも。これは調査して見る価値がありそうなので、いずれ深掘りしようと思います。余談ですが、電話では風鈴の音は聞き取れないらしいです。風鈴の音の周波数が電話では拾えない周波数らしいですよ。


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