ステンドグラスにガラスは必需品です。
私はお店でガラスを見るのはもちろんですが、普段街を歩いている時でも、ふと人の家の窓ガラスを何気なく見ることがあります(覗きではありません)。
すると一般的な窓ガラスはただの平らな透明ガラスですが、時々模様のついたガラスを見かけることがあります。
よく見ると笹の葉やもみじのような模様や、星が輝いているような模様があったり。
そういえば昔おばあちゃんちで見たことがあるような気がするなぁと何となく思っていました。
調べてみるとちゃんと名前がついていて「昭和ガラス」というではありませんか。
まさに昭和の遺産とも言うべき製品です。
「昔懐かしい」という感覚ですが、その当時のモダンな感じっていうのも感じられて、何だか胸がこそばゆくなってきます。
ノスタルジックさもありつつ純粋な古臭さもありつつ、でも今見ると小洒落た感もありつつ。
素朴であるが故に人の温かみを感じるような「あの頃」を思い起こさせる雰囲気のある「昭和ガラス」。
あぁ、みやび!
またそれぞれの模様の名前も風流なんです。
霞、こずえ、銀河、陽炎、いわも、さらさ、きらら、つた、千草、銀杏、木立、古都、笹、若葉、野道、錦、ときわ、なると、かすり、ほなみ、雲井、、、。
なんとなく3文字が多いですね。
和風な名前だけじゃなく、サーキット、スイトピー、ダイヤ、ハイウェイ、ラフライト、、、と、洋風なものもあります。
あぁ、ミヤビ!
そんな昭和ガラスについてネット上の情報をまとめてみました。
街中で撮影した柄付きガラスコレクション
個人の方のブログですが、この方は自分で歩いて写真を撮ったものがコレクションのようになっています。
単なるカタログではなく、実例というのが良いですね。
型板ガラス
メーカーごとに分類されており、いろんな種類が掲載されています。
名前も分かります。
昭和レトロ型板ガラス
基本的にはもう生産されていない商品なので、購入したいと思っても中々簡単には手に入りません、、、と思っていたら、まだ購入可能なサイトがありました。
そうは言っても残りは少ないようですのでお早めに。
レトロガラス
こちらには昭和ガラスあり、復刻版あり、和紙をガラスとガラスの間に挟んだものあり、切子風ガラスなど、非常に多くの種類があります。
もちろん購入も可能です。
施工事例
昭和レトロ風ガラスを使ったリフォーム例が多数掲載されています。
どれもおしゃれに仕上がってます。
そして個人的には
昭和ガラスはステンドグラスや小物作りにも利用できますが、個人的にはこんな使い方をしたいですね。
大きさ、色使い、使っているガラスの模様、明るさ、全て理想的。
あぁ、羨ましい!
いかがでしたか?
昭和ガラスは、全体的に品が良くうるさくないデザインなので、サイズの大小を問わず活用できます。
こうしてたくさん見てくると、もう普通の窓ガラスじゃ物足りなくなりますね。
昭和ガラスと木材との相性は言うまでもなくバッチリ!
そこに優しそうなおじいちゃんおばあちゃんがいると、さらにほっこりポイントアップ!
どこからともなく振り子時計のチックタックという音すら聞こえてきそう。
近所に昔ながらの家屋が残っていたら、ちょっと注意して見てみてください(覗きではない)。
貴重な昭和ガラスに出会えるかも知れませんよ。