ステンドグラスにはガラスの性質上、作成が難しいデザインがあります。
たとえばウズマキ。
ナルトや蚊取り線香のようにグルグル回るデザインにガラスをカットするのは至難の技。
どうしても作りたい場合は、ある程度のところでカットしてケイム(黒い鉛の線)を挟んでいく、ということを繰り返していくしかありません。
手間と時間がかかりますね。
もちろんグリザイユなどを使って描く方法もありますが、今回はあくまでケイムを使った場合の話です。
その点、楽譜や音符だとほぼ直線でできているのでステンドグラスで表現しやすいのです。
特に音符の部分はビー玉を使うことで作品に彩りが出ますね。
ということで楽譜や音符をデザインしたステンドグラスを探し始めたのですが、あらフシギ!意外に少ないのです。
なぜでしょう?
シンプルだし色味も少ないので、制作者にとっては物足りないのでしょうか?
それとも適当に作った楽譜がたまたますでに既存の曲で、JASRACからクレームが入るかもしれないということを恐れているのでしょうか、、、。
ま、そんなわけない。
いくつか挙げると、こんな感じです。
こうして見てみると確かにシンプルですが、動きも感じられ、楽しげな雰囲気は伝わってきますね。
もっとたくさんの楽譜のステンドグラスが製作されても良いと思います。
ということで「楽譜をモチーフにして、こんなステンドグラスがあったらなぁ」を考えてみました。
アプリで
・ARアプリ内でステンドグラスの音符を押すと本当に音が出る。
アプリ+カラオケ
・楽譜のステンドグラスをアプリを通して読み込んだら実際に音楽が流れ始める。音楽が進むにつれて音符がカラオケのようにステンドグラスの色が変わり、今どこが鳴っているか分かる。
街歩きRPG+作曲
・位置情報ゲームとして、街中に散らばっているステンドグラスの音符や記号を集めて曲を作る。小節ごとに音楽が作れて、組み替えられて曲が作れる。強敵を倒してまっさらな楽譜を手に入れたり、新しいリズムや楽器を手に入れて、最終的にはオーケストラのような楽譜を作る。
作曲アプリ
・街中にある普通のステンドグラスをアプリを通して認識させると、その色味や大きさなどによって音符や小節に変化して、勝手に曲にしてくれる。
などなど。
なるほど。楽譜のステンドグラスが少ないのは分りました。
その一方でピアノもデザインとしてはシンプルなのでステンドグラス 向きですね。 探してみると楽譜と違い、ピアノのステンドグラスはたくさん見つかりました。しかもグランドピアノを表現した立体的な作品も多かったです。
たとえばこのような作品。
シンプルですが、可愛らしさをとても感じますね。
どことなく感じる丸みがカワイイですね。
作品の色味といい、写真のフレームワークといい、「ステキ」のひと言です!
ステンドグラスも現代テクノロジーとタッグを組んで、新しいエンタテイメントに進化すると良いですね!
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